《MUMEI》
変わらない想い
それは


誰かを、何かを強く想う気持ち


俺は今でも、毎年也祐の命日には、休みを取り


也祐の、思い出に浸る。


それから、春日さんの命日付近には、必ず墓参りに行く。


そして、卒業式の頃


忍と別れた頃になると


胸が痛み、切なくなる。


この三人に対する気持ちは、きっと一生変わらないだろう。


志貴と柊も大切に想っているが


やはり、二度と会えないとわかっている人達に対する気持ちは、特別な物があった。


ちなみに、相変わらず、柊は希先輩一筋で、志貴は未だ拓磨に付きまとわれているが


はっきりと返事はしていなかった。


(拓磨の志貴一筋も、変わらないよな)


…というか


高校時代成立したバカップル達も未だにラブラブで


そこは、変わっていなかった。


(真司も相変わらずだし)


サッカー一筋だった真司は、Jリーグの選手になっていて


ゴールを決めると高校時代と変わらないガッツポーズを、中継のカメラに向かって披露していた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫