《MUMEI》

「ではこうしましょうか──」


キラッ、とスバルの眼鏡が光った。


「1分だけ待って差し上げます。時間切れの場合は強制的にお付き合い頂く事になるのでご注意を」


「‥ハイ‥!?」


どっちにしたかて付き合わされるんやないかいッ‥。


「では始めますよ?」


「ちょッ‥待って待って‥!!」


いきなり過ぎやんっ‥。


ま‥まだ心の準備出来てへん‥。


ていうかっ‥強引に告白する流れになってもうてるしっ‥。


「──宜しいですか?」


「‥まだや」


ぅぅ‥‥‥ここらがあたしの運の尽き‥?

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