《MUMEI》

ショウは、瞼をギュ
ッと閉じて、この異
常な行為に堪える。


『ショウよ、目を開
けろ!お前の、灰色
の瞳で私を見るのだ
…。』

顎を掴まれ、軽く揺
さぶられる。


『陛下…』

ショウは、そろそろ
と灰色の瞳を開ける


『フッ、そうだ、そ
の瞳を逸らさずに私
を見ていろ!』

陛下は薄笑いを浮か
べ獲物をいたぶる猛
禽な眼をした。


『私を、満足させる
事が出来たら、皇太
子に進言してやって
も良いぞ?ショウ』


『陛下、それは本当
ですか?』


『ああ、お前次第だ
精々良い声で喘ぐん
だな…ほらっ…』


『…ぅ、ひゃぅ…ん』

不意に胸の突起を嘗
められて、声が洩れ
る…


『なかなか感度が良
い様だな?』

陛下の囁きにショウ
の耳は赤く染まる。

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