《MUMEI》 朝の来ない夜=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* ―――…その頃。 ―――… コン コン …。 秘書「失礼致します。 …社長、お薬のお時間でございます。」 ノックの音とともに、社長秘書……鉄火のマキちゃんが、粉薬と水を盆に乗せて社長室に運んできた。 J社長「有り難う。」 ジャムおじさんは、マキちゃんから心臓の薬を受け取ると、水と一緒に飲みこんだ…。 マキちゃんはその様子を見届けると、一礼して社長室を後にした。 J社長「ふうぅ……ここ数日は、心臓に悪い出来事が多くて、年寄りには堪えるわぃ…。 …今朝だって、会社に来る途中……………。」 ジャムおじさんは、そこまで言いかけて言葉を飲みこんだ。 前へ |次へ |
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