《MUMEI》

J社長「ふっ…。


…そういえばキミらは昔から、肝心なところで反りが合わなかったな…。」



A常務「そうでしたね…。


でも今思えば、食パンマン専務のほうが、努めて私に合わせてくれていた気がします。


…私の心に、もう少しゆとりがあれば……


そう思うと悔やまれてなりません…。」



冷徹な男……アンパンマンは自戒の念を吐いた。



J社長「ふふっ…。お互い、本質的には器用なほうではあるまい?」



ジャムおじさんは、そんなストイックな男を慰めながら、椅子から立ち上がると窓の外を眺めた…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫