《MUMEI》 間抜け理事長と鬼畜校長3「で? わざわざ俺にリアルホモ見せた理由は、…何ですか?」 「無理に敬語使うな、気持ち悪い」 「悪かったな」 これでも一応、頑張ったのに 「それでいい」 また、八坂は笑った 「俺の事は、楓様か楓校長と呼べ」 「じゃあ、楓校長で。あんた、ダイヤのキングの親戚か何か?」 「椿は俺の甥だ。ダイヤも知ってるとは、都合がいいな」 そりゃ、地元だし、俺… 「…都合がいいって?」 「鳳凰学園が今年から共学になるのは知ってるな」 「あぁ」 何を今更 じゃなきゃ、女の俺が入学できるわけねーだろ 「それに伴い、問題が起きた」 「…問題?」 「今、学園に残ってるのは、問題集団だ。後は、ふもとの 同じく共学になる清流(せいりゅう)学園に行ったからな」 清流学園は、鳳凰学園の系列のお嬢様学校だった ということは… 「こっちに来るお嬢様も問題あったりするのか?」 レディースだったりするのか? 「いや、違う。大体は玉の輿狙いだ。問題はあっても家柄はいいからな」 「問題ってやっぱりヤンキーだからか?」 「それもあるが、違う」 前へ |次へ |
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