《MUMEI》 「でか過ぎやんっ」 「そうでもないですよ」 「そやてば‥」 あたしお腹壊してまうよ? 「お部屋では何をされてたんです?」 「ぇ、別に何も──」 「僕がいなくて寂しかったですか?」 「へっ‥」 「図星のようですね」 この笑顔の時のコイツは‥油断出来ひん。 「ホッペタにクリーム付いてますよ?」 「ぇ‥」 ほんまやっ‥。 「いいと思いません?」 「ぇ」 飾り付けの事? 「うん‥。よう1人で飾ったなぁ、こないに──」 「僕ですから」 結局自慢したかったんかい‥。 「にしても──本当にお気付きにならなかったみたいですね──今日が記念日だという事」 「だってぇ‥」 毎日振り回されとったら忘れてまうよ? 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |