《MUMEI》 今ほんまにひっくり返ってまうかも知れへんかったんやで? 「大丈夫ですよ、僕がちゃんと──」 「むぅ」 「何か失礼でしたか?」 「近いんやもん‥」 「まだ近いという程ではないと思いますが? というかさっきは紅茶をお注ぎしていただけですし」 「そやけどアンタは‥いちいち何ていうか‥」 「フ‥。そうかも知れませんね──」 「アンタ今日笑い過ぎやない‥?」 「お嬢様が楽しませて下さるので、つい」 「た‥」 楽しませて下さるので‥? 「随分と意外そうな顔をしてますね」 「してへんもん」 「嘘はいけませんよ?」 「ぃ‥」 何でアンタはいっつもいっつも〜っ‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |