《MUMEI》 : : ―――…暫時後。 チョコ「アナタ……会社で何かあったの?」 めくるめく情事を終え、しなやかな肢体を逞しい夫の腕に委ねる妻が、心配げに問いかけた。 カレー「いや…別に…。」 愛する妻に腕枕しながらも、カレーパンマンの口調はどこか晴れない。 チョココローネとて若妻ではあるが、夫の口調や表情から滲みでる疲労に気付かないほど未熟な伴侶ではない…。 チョコ「そぅ…。あまり思い詰めないでね…。」 チョココローネは、一人で何でも背負い込んでしまう夫の気性を案じた。 カレー「心配かけてすまない…」 夫の優しい言葉が、もどかしいほどに痛く… 妻は夫の胸に、ギュッとしがみついた…。 : : 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |