《MUMEI》 「ぇ、遊園地‥」 コイツが遊園地に興味あるやなんて意外やなぁ‥。 てっきり、今度は展覧会とかコンサートとかなんかと思てたけど。 「悪くないだろう?」 「うんっ、ていうかあたしも行きたいしっ」 「──フ‥」 「ぇ、何で笑‥」 「なら決定だな」 「ちょお、何で笑うたん?」 「──君が面白いからな」 「む〜っ‥」 「どうした?」 「どうもしてへんもん」 ホッペが熱なってきて、反対側向いた。 「‥ひゃ!?」 抱き付かれたっ。 後ろから抱き付かれたぁッ‥。 「ちょっ‥アンタ何すんねん!?」 「ここで逃げられたらつまらないから」 「逃げへんてっ‥」 アンタやっぱ寂しがりなんちゃう‥? 何だかんだ言うて、実は寂しいんやない? 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |