《MUMEI》 間抜け理事長と鬼畜校長7「あの、高橋君を寮に案内してもいいんでしょうか?」 小声で口論を続ける誠治さんと楓校長に、鈴木君が声をかけた …『君』? 首を傾げる俺に 「改めて、自己紹介するな。俺は、鈴木虎之介(とらのすけ)。 高等部三年で、寮長をしてる」 「え!?」 何その男らしい名前! しかも年上!? それで寮長!? 驚く所が多すぎて、ただ唖然とした …ん? でも… 「…寮?」 「そうだ。今度共学になるから、元中等部寮が女子寮になったから、中高一緒の寮になっている」 うん、それは知ってる 共学になっても鳳凰学園は全寮制だって誠治さんからも聞いてたし けど… 「鈴木先輩って…男子寮の寮長ですよね?」 「当たり前だろ」 ですよねー で、何で男子寮の寮長さんが 女の俺を迎えに来るのかな? …ん? 誠治さん? 顔色悪いよ 楓校長… 逆に輝いてるよ …何か、激しく嫌な予感がするのは 気のせい…だよな? 「鈴木君、悪いが外で待っててくれないか?」 「そうそう。俺達高橋に大事な話があるから」 絶対気のせいじゃない! 前へ |次へ |
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