《MUMEI》

切迫した息遣いが交互に溢れる。

ニーソックスに親指が入りきり、中指はパニエに伸びてゆく。


「……ア」

つい、音が漏れる、もう片手は開けた胸元に配置されてた。





……クチュ

捕まえてた手から腰を揺すって急かされた、聞いた方が恥ずかしくなるくらい尖端に水分が溜まる。

雨のように掌をしとどに濡らす。


「二郎が触れたとこから、洗われる。」

そんなやつの言う世迷い事に、オとされてしまう。


「……全身、綺麗になりたくない?」

付き合いたくなる。
指が、腿で停滞してることに苛々する。

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