《MUMEI》 『 ん…… は ふっ』 連なる接触後の余熱が絶え間無く、布団の中へ埋もれてゆく。 第一間接を収められ、二本目まで沈み、引き攣れる腹の中が耐え切れず、液が溢れる。 呼吸を忘れた、 熱帯夜のようだ。 引き抜かれた指先はふやけて柔らかい、恥ずかしさで今なら死ねるかも……。 「……あぅ、」 会話も成り立たず、離れてく体温に寂しさを覚えた。 「無理ならすぐ言って?」 七生が笑うと、怖いものなんかなにも無いと思える。 セックスへの恐怖さえ、馬鹿馬鹿しい。 前へ |次へ |
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