《MUMEI》

そら──ちょっとは構って欲しい気持ちはあるよ?


あるけど──アンタにそないな事言うたらまた調子乗るやん?


「いつでも呼んで下さって構いませんよ、お嬢様」


「さっき忙しい言うたやん」


「それとこれとは別ですから」


「どないな理屈やねん‥」


とか言うときながら、内心嬉しかったりする。


やっぱ好きなんやなぁ、あたし。


「ほな──ご馳走さん」


部屋戻ってから、昨日の夜の事思い出して──。


また眠れへんかったら今日も一緒に寝てもらおかな〜なんて思とった。


たぶん──余計眠れへんくなってまうんやろけどな──。


まぁ、たまにやったらええかも。


──アイツと話するんは楽しいし。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫