《MUMEI》
間抜け理事長と鬼畜校長9
「楓も言ったけど、この学園の生徒はバイやゲイがほとんどなんだ。

あ、鈴木君はノーマルだけどね」


鈴木先輩…貴重な存在なんだな


「で、昔は卒業と同時に同性愛も卒業して、ノーマルに戻る生徒ばかりだったんだけど、最近同性愛も世間で割と認められてきたから、そのままだったりするんだよね」


つまり、卒業してもずっとバイやゲイだったりするわけか


けどさ


「それって、大丈夫なのか?」


何となくだけど金持ちって、跡継ぎ問題とか、いろいろ大変なイメージあるし


「大丈夫じゃないから共学にするんだよ…。最近保護者からクレーム来まくりだし…」

「息子がホモで困りますって?」


誠治さんは、苦笑しながら頷いた


「そのくせ息子本人には嫌われたく無いから、理解ある親のフリするしな」


楓校長は


さりげなく、誠治さんといちゃつきながら会話に入ってきた


「まぁ、確かにホモになりやすい環境を作ったのはこっちだけど…」

「誠治じゃなくて、そのひいじーさんだけどな」


落ち込む誠治さんを、楓校長は慰めた


…しかし、俺が男装する理由、さっぱりわかんないんだけど

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫