《MUMEI》 高橋誠について3一ノ宮次朗視点 とにかく、変なヤツ それが、第一印象 名門一ノ宮家に生まれ、何不自由なく育った 美しい、僕。 そんな僕を無視するなんて、あの子 高橋誠が初めてだった。 おまけに何故かダイヤの事知ってるし ジャックから、高橋がダイヤの拠点の近くに住んでるの聞いたけど 資料で見る限り、見覚えも無いし 不良やチームに興味がありそうにも全く見えない。 「「変なヤツ…」」 … 「「はぁ!?」」 あ、あり得ない! あり得ない!あり得ない! 「僕が椿なんかとハモるなんて!」 こんな絶倫キングバ会長と! 「こっちのセリフだナルシー!」 「な!」 ナルシー!? 僕が美しいのは紛れもない事実だろ!? それから、僕と椿は、ジャックが止めるまで、生徒会室で怒鳴り合った。 あれもこれも全部高橋誠のせいだ! 無邪気に笑った顔が可愛かったとか、絶対錯覚だから! 絶対可愛いのは僕だから! 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |