《MUMEI》 「あれ、ちゃんと飲まないと駄目ですよ?」 「ごめん‥忘れてもうて‥」 「フ──誤魔化すつもりならやめた方がいいですよ? お嬢様は嘘下手なんですから」 「‥ぅ‥」 「今──お薬お持ちしますね」 「ハイ‥」 ──‥今度こそほんまに薬飲むハメになってもうた。 しかもクラクラしてきよったし‥。 熱あるんかな‥。 「──お待たせ致しました」 「ぁ‥‥‥おおきに‥」 薬飲んで、早めに休む事にした。 「──お部屋までお連れしましょうか? お姫様抱っこで」 「ええデス」 自分で歩けるもん。 「──‥ゎ‥」 「抵抗は無意味ですよ?」 「ちょ‥!?」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |