《MUMEI》 ネオンとクーの想い「…ネオン?」 「あ、ごめんなさい。とにかく、アタシは一応あの子の情報明日から調べてみるわ」 ネオンは優秀な情報屋で、ハッキングも得意としていた。 「それで、もしも危険な感じだったら、あの子は警察に保護してもらいましょう? 大丈夫なら、あの子の意見を尊重すればいいし」 「…うん。じゃあ、あの子が『帰りたい』って言ったら …帰す」 「いい子」 ネオンはクーの頭を撫でた。 とにかく、この子を守りたい ネオンはそう思っていた。 そして、クーは とにかく、あの子を守りたい バスルームの方を 少女の方を見ながら、そう思っていた。 「オラ、飯だぞ!」 「だからアンタはその言葉遣いどうにかしなさいよ」 「ウッセーな」 シリアスな雰囲気を破壊しながらアルゴンは 和食を並べ始めた。 今の時代、庶民はサプリやゼリー飲料で食事を済ませるのが一般的だが クーは、お風呂の次に食事を大切にしていた。 それに、クーの給料は、かなり良かった。 それは、クーがこの時代ならではの職業についていたからだった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |