《MUMEI》 外される鎖アルテマは話しを続けた 「俺様は嬢ちゃんに力を貸してやってもいいと思ってる」 「えっ?」 アティは何で?と言うような顔をした 「そのかわりに俺様を繋いでいる鎖を外してくれ」 アティは疑惑を抱いた目でアルテマを見た 「おいおい、勘違いしないでくれよ、俺様は嬢ちゃんをとって食うつもりはない、ただ繋がれてるのって暇なんだよそれに嬢ちゃんに死なれたら困る」 「何で?」 「長い事ここに繋がれてたからな、俺様は嬢ちゃんの一部みたいになっちまってな嬢ちゃんが死んだら俺様も死ぬって事さ」 「まぁ、信用する…」 「ありがとな、嬢ちゃん」 「鎖ってどうやって外すの?」 「嬢ちゃんが左手で握ってる鍵で」 「私鍵なんて持って…」 アルテマの言った通りアティは左手で鍵を握っていた そしてその鍵を使いアルテマを繋いでいた鎖を外した 前へ |次へ |
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