《MUMEI》

「でも勳羅には秘密ですよ」


「どうして?」


「ヤキモチをやくからですよ」


「ふぅん」


「塁羅お腹空きませんか?今夕食が出来上がった所なんです」


「うんお腹空いた」


「では行きましょう、紫吾も綺嘉も今は食堂にいます。部屋には誰もいないので服を着替えましょう」


「うん、ラルンお願い、今日だけは僕のそばから離れないで。僕よりも強いラルンがいてくれるとまたあの血まみれの部屋を見なくてすむような気がするんだ」

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