《MUMEI》

塁羅は不安そうな顔でラルンの顔を見た。


「畏まりました」


ラルンは優しく微笑んだ。


「ありがとうラルン、ありがとう」


ラルンは塁羅を抱っこしたまま、塁羅の部屋へと歩いて行った。


塁羅…
私はあなたの命が
尽きるまで
私はあなたのそばから
離れませよ


これは
あなたと私の契約
人と魔人との契約
外れぬ首輪が契約の証

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