《MUMEI》

「今日のドライブは楽しかったね!!」

「そうね。パパに感謝しなきゃ。」

「今度はもっと遠くに行こうな。」

「じゃあ海に行ってみたいな!」

「そうだなぁ。そろそろそんな時期だしな。」





某国の都市。
どこにでもある様な一般的な家庭があった。

3人家族だ。

この日は家族で久々のドライブに出ていた。
父のグレイグ・コリーは警備会社に勤務している。
その妻リナ・コリーとハイスクールに通う娘のイリーナ・コリー。

「パパは色んな事知ってるからどこ行っても楽しいよ。」

この日のドライブを満喫した3人は車で帰路につきながら団欒をしていた。

「さて・・・我が家に到着だ。」

もう辺りは真っ暗になっていた。

「今日は楽しかった!早くまた行きたいな。」

3人は車を降りイリーナは一目散に家に入っていった。

「早く寝るんだぞ。」

聞こえたかどうかイリーナは家の中に姿を消す。

「ねぇあなた・・・」

「ん?」

「あれ・・・喧嘩かしら・・・」

妻がグレイグの袖を不安そうに掴む。
何やら4人程が言い争っているのが見えた。

「先に家に入ってるんだ。」

「あなた・・・」

「心配いらない。家の前で騒がれるのはゴメンだから言ってくるだけさ。」

グレイグは妻にそう言い4人に近づく。

「貴様らの勝手でそんな事出来るか!!」
「ならこの取引は・・・」

「あ〜・・・あんた方・・・」

4人は声を掛けたグレイグを一斉に睨む。

「・・・なんだお前は?」

「そこの家の者だ・・・すまないがケンカなら余所でしてくれないか?ウルサくてたまらん・・・もう夜なんだからな。」

「黙れ。早く失せろ!さもないと二度と家で寝れなくなるぞ・・・」

4人の1人が強い語勢で言った。

「あんたらが余所へ行けば直ぐにオレは寝れるんだがな・・・」

軽く皮肉の笑みを浮かべながらグレイグは話す。

「ふざけてるのか?」

「オレはいつでも真面目さ。」

「貴様・・・!」

4人の1人がグレイグにつかみかかった。

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