《MUMEI》

(我々は会社を大きくしたい一心で、利益ばかりを追い求めてきた…。


…消費者を欺き……その信頼を踏みにじって…。)



カレーパンマンは自戒の念に拳を強く握った。



忘れかけていた、正義のヒーローだった頃の信念が、カレーパンマンの胸中に蘇ってゆく。



(我々は、社会を裏切った罰を受けなくてはならない…。


…社長には引退してもらうべきだ。…私を含めた役員達も退陣すべきだ。


今までの不正を洗いざらい懺悔し、謹みを持って法の裁きを受けるべきだ…!)





だが―――…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫