《MUMEI》

「ぁ──ほら」


「何‥?」


「星が出てるぞ」


「‥? ──ゎ、ほんまや──」


星出とる。


「──悪くないだろう?」


「うん」


たまには──星眺めるんも悪ないな。


「‥?」


窓に写ったスバルと目が合うて‥一瞬ドキッとした。


「そんなにすぐに目を逸らさなくても」


「しゃっ‥しゃーないやろ‥」


あたし‥まだ慣れてへんのやもん‥。


「まぁ、そういう反応が見れるのは楽しいからいいけどな」


「むぅ‥。またそないしてあたしで遊ぶ〜っ‥」

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