《MUMEI》

「見て分からないか?」


「‥ちょ‥待てや‥」


「どうだ? 気に入っただろう?」


「何で指輪!?」


「──僕の気持ちだ」


「はい‥!?」


アンタの気持ち‥!?


「ど‥どないな‥」


「──焦るなよ、すぐに分かるから」


「なっ‥」


何か企んどる笑みやッ‥。


「ていうかこれっ‥ほんまにあたしにくれる気‥!?」


「ぁぁ、勿論。──その為に買ったんだから」


「せやけどこれ‥」


むっちゃ高そうなんやけど‥。


いつ買うたん‥?


買いもん行った時か‥?

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫