《MUMEI》
鳳凰学園男子寮7
「順番としては五番目だが、総合力は一位だから、自分を卑下する必要は無いぞ」

「…どういう事、ですか?」

「一番目は学力一位・二番目は運動…部活で一番功績を残した者

三番が学力二位で、四番が二番目に部活で功績を残した者

そして五番は学力三位で、性格と運動神経…体育や部活の成績がいい者になる。

あぁ、それから、無理に敬語使うな、普通でいい」

「…バレました?」


実は敬語は苦手だ


「まあな」


虎之介先輩は笑って、また話を続けた。


「このフロアは、中等部・高等部の各学年から選ばれた、合計三十名だけが入れる特別エリアだ。

他は、生徒は二人部屋で、四・五・六・七が中等部・八・九・十・十一が高等部用になっている」


ふーん…て、あれ?


「学年毎に階が違うとかじゃないんだな」


三年までしかいないのに、四階ずつある


「四階と八階は問題児フロアだ」

「問題児?」


…ヤンキー?


「不良と、…万年発情期のホモばっかりだから、襲われたくなかったら近付くなよ」

「了解です!」


絶対近付きません!


という事は…

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