《MUMEI》 ぁ〜もぉムカつく〜っ‥。 強引やし、自分勝手やし。 「──なぁ、ほんまにあたしら結婚するん‥?」 「勿論」 「いきなり過ぎやない‥?」 「それとなく示してはいたんですがね?」 「そうかも知れへんけど──‥」 「何か問題でも?」 「だって、アンタは執‥」 「──命令です」 「ハ‥‥‥ハイッ‥。──!? ちょッ‥」 「やっと今日から──本当に僕だけのものになる」 「へ‥? ていうかっ、いきなり姫抱きとかすなぁッ」 「抵抗しないで下さい」 「〜〜〜‥」 あたしは、コイツに逆らえへん。 ──絶対服従。 ほんま、真逆なんよなぁ──あたしらの主従関係て。 まぁ、楽しいからええねんけどな? やっぱり──好きやねんもん、コイツの事。 「て‥近い近いッ!」 ていうかまだキスは早いてっ。 「──済みません、もう我慢の限界です」 「はいぃ‥!? ちょッ、待っ──」 待つ訳あらへんよなぁ、コイツが。 ──しゃーない。 今日だけやで‥? 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |