《MUMEI》

「今日は俺が奢るから。」

乙矢と七生と、三人でカラオケは久しぶり。


「シゲ、そういえば専門学校なんだってよ。しかも、美容師だって〜!」

東屋ごめん……、七生につられて笑っちゃった。


「二郎、何でも頼めよ。」

乙矢の奢りなんて申し訳無い……七生なら遠慮しないけど。


「あ、すいません、豚串とキムチチャーハンと坦々麺とフライドチキンお願いします。」

メニュー片手に七生が注文した。


「お前は遠慮しろ。あと、和風豆腐サラダとカシスオレンジと烏龍ハイと玄米茶以上でお願いします。」

乙矢め、七生の受話器を奪い野菜を頼みつつ飲酒する気満々だった。


「……今日は二郎も歌うんだからな?」

とか、言いつつ七生が四曲連続で入れたのを見逃さない。
履歴から漁って七生が適当に入れたのをそれっぽく歌っている間に乙矢がじっくり選曲するのが俺達の定番だ。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫