《MUMEI》
了承
アティの問いかけにウールが答える

「それは、ザルエは古き死神達の言葉を紡いでアティとアクトの事をずっと見守っていたからだよ」

「そうだったんだ…」

ザルエは少し照れていた

「それで、今回は私も死界に連れて行ってくれるよね」

「此処での仕事があるだろ?」

「それより、死界の次は地上界なんでしょ?」

「まぁ、な…」

「じゃあ、死界に行って冥府の侵攻を防げばおのずと地上界への侵攻も防げるよね」

「ふぅ、わかったよ」

ザルエが了承したその時、さっきの騎士が血相をかえて部屋に入って来た

「騎士長!」

「どうした?」

「竜の化け物が現れました!」

「ギルディアスのお出ましだ」

アルテマはそう言ってククッと笑った

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