《MUMEI》

謎の女『そんなに覗きたきゃ、セキュリティ破りに挑戦してみれば…?

もっとも、パスワードと暗号化で二重にガードしてあるから、スパコンを使っても解析に千年はかかるけどね…。』



おむすび『アンタって人は…。』



謎の女『いいこと…。

そのファイルを大切に保管しといて頂戴。

それがアナタの手元にある限り、ジャム食品やバイキン組の連中は、私達に迂濶には手を出せない筈よ。』



おむすびマンは、その女の言うことを信じるしか道は残されていなかった――…。



おむすび『……信じていいんだな…?』

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