《MUMEI》

だがまだ寝たくないのか、愚図る事をショコラは始めた
手の平を突然に篠原の方へと差し出し
出されたソレを何事かと眺めてみれば
そこからラッピングされた丸いチョコレートが溢れる様に現れ始めた
「お、おい。ショコラ?」
次々に現れるチョコレートにやはり驚いてしまう篠原だ
「ショ、コラは、チョコレート・フェアリーだから。沢山、出さなきゃ……」
どうやら寝ぼけて居るらしく
溢れ出すチョコレートは止まる気配がない
「こんな芸当ができんのか」
床一面に散らばるチョコを一粒
拾って食べてみた
無糖の、チョコレート
そのどれもがどうやら無糖のソレらしく
篠原は溢れ続けるそのチョコレートを眺めながら
一人苦笑を浮かべたのだった……

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫