《MUMEI》
遭遇
ケインは、手掛かり
の無いまま、商店街
をさ迷っていた。

『きゃっ!』

前方から来る少女に
気付かず、ぶつかっ
てしまった。


『あ、悪い。』

慌て抱き起こせば少
女は笑って大丈夫と
告げた。


その少女は、近くの
パン屋へと向かった


『おや、リーナ、お
つかいかい?』


『ううん、天使様の
パンを買いに来たの
よ。』


ケインの耳にも会話
が聞こえて来る。


…天使か、ジェルマ
何処にいるんだ?


『へー天使様ねぇ?
羽でも生えてるのか
い?』

パン屋のおかみさん
は不思議そうに聞い
た。

『ううん、羽は無い
けど、金色の髪で青
い瞳の綺麗な天使様
なんだよ!お兄ちゃ
んが連れて来たの』


『…?!』

…まさか?ケインは
少女の元へ向かった

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