《MUMEI》 なんの抵抗もなく言えた。 「こんな話してる最中に悪いけど、男子から私がユウ、好きなのきいた?」 「あぁ、きいたよ」 「ホントだからね、嘘じゃないからね」 「………」 「…困るよね、いきなり…ごめん!!」 走った。私は逃げた。 怖かった。ユウに部活やめるっていいそうになったから。 もし、ユウがそれを止めてくれなかったら? それは私のことは友達としてしか見てないってことだから。 それだけは、イヤだった。 それに期待してた。この、はじめて一緒に遊んだ日から、ずっと、 何か大事な話をするとき、 ただ遊ぶとき、 いろんなときに、ここに来てはなした。 だから何か期待してたのかもしれないね いつも、いい知らせをきくのはここだったから… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |