《MUMEI》
ドキンちゃんと黄金の落下傘
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*



―――…翌朝。



都内にあるシティホテルの一室で…



S専務「これじゃ、カビパンマンだな…」



食パンマンは自分の顔を鏡で眺めながら嘆いている。



ドキン「ゴメンね〜(笑)


やっぱり、私とHするとカビが生えちゃうわよね?」



セミダブルのベッドの上には、生まれたままの姿で微笑むドキンちゃんがいた…。



二人は、おでんの屋台で過去の愛を再燃させ、めくるめくような一夜を共にしていた。



S専務「こうなると解っててキミを抱いたんだ…。


…気にする必要はないさ。」



そう言いながら食パンマンは、青カビ黒カビの生えた顔の箇所を丹念に取り除いていた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫