《MUMEI》 私はシュウといることをこばんだ。 だって、これじゃ私がシュウのこと好きみたいになっちゃう… ユウはけっこう誤解をする。 今までだって散々誤解はされてきた。 だから、ユウに誤解されちゃう… 「姫歌は、シュウっていう不良の男子が好きなんだな」 って。 「俺のこと、好きだったのかよ、ホントに」 って、ね 「シュウ、ごめん…ね。今日はちょっと用事があるから…」 「まぢかよ〜じゃあまた今度なー」 走った。下をむいて。 「…姫歌のやつ、どうしたんだよ?」 シュウはそう言ったらしい。 「…姫歌?…わかんない。」 そのとき、イオは気づいちゃったかな? まだ、ユウに未練があるってこと… 前へ |次へ |
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