《MUMEI》
懺悔
『白は、心配しなく
て良いから早く先生
の所へ行っておいで
!』

夢視は白に優しく言
った。


『でも…』

チラリと二人を見て
夢視に告げた。


『夢視様、ショウ様
は優しいですよ。』

『早くお行き。』

夢視は白を見て微笑
んだ。


…ね、白。
私は知ってるよ、シ
ョウが誰よりも優し
い奴だってね…

でもね…もう昔には
戻れないんだ、お互
いに立場が違い過ぎ
てしまった。

私はショウを憎む事
でしか、自分を保っ
ていられないんだ。


『管理者殿、私は大
丈夫ですから、お引
き取り下さい。』


私をこれ以上、惨め
にさせないでくれ。


『夢視…俺を罵れ!
浅はかだった俺を』

ショウは苦しげに言
った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫