《MUMEI》

ドキンちゃんは、自分の恥部を晒けだすように…



自分達が裏で行っている秘密を語り始めた…。



ドキン「バイキンマンは、そのインサイダー情報を利用して、ライバル企業の株価操作を企んでるわ…。


ジャム食品株式会社を使って、最後に一儲けするためにね…。


あの、おむすびマンとかいうフリーライターは、その内部告発者の手先よ…。」



その名を耳にした途端、食パンマンの脳裏に、記者会見の席上で嫌味な質問を投げかけ、勝ち誇ったように笑う男の顔が浮かんだ。



S専務「あの野郎…。」



奥歯がギリリと軋む――…。



ドキンちゃんは、そんな男の怒りの隠った顔をじっと見つめている…。



その話の続きを告げようか迷っている表情にも思えた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫