《MUMEI》

ドキンちゃんは、何かしらの秘密を暴露することを躊躇った。



おむすびマンが、既にバイキンマンの手中に墜ちていること…



そして、それが意味する彼の末路を――…



彼女なりに話す順番を熟慮しのだろう。



ドキンちゃんは、食パンマンの胸板に裸身を預けながら、話を本筋に戻す…。



ドキン「内部告発者がメディアに全てを明かせば、ジャム食品は、ひとたまりもないわ…。


気の毒だけど、私じゃそれを止めることはできないの…。


―――…だけど…。」



ドキンちゃんは言いかけて、潤んだ瞳で食パンマンを見つめる――…。

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