《MUMEI》

『お前の目的は、何
だ?』

ケインが男に聞いた


『ジェルマを消す事
に決まってるだろう
?コイツは、存在し
てはいけない人間だ
からな。』

『!!』

ニヤリと笑う男にケ
インの剣が振り掛か
る。


『おっと…』

余裕で、受け流す男


『存在してはいけな
い人間など居ない!
お前ら、何様だ!』

ケインは怒りに声を
震わせる。


『あれ、熱くなった
?でも俺は、始末を
頼まれただけの殺し
屋だぞ?』


『ならば、ジェルマ
から手を引け!今な
ら見逃してやる。』


『フッ、出来ない相
談だな、そりゃあ…
報酬が馬鹿高いから
な!』


『ならば…斬る!』


ーーガキィーン!

ケインと男の剣がぶ
つかり火花を散らす

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