《MUMEI》

S専務「まさかキミは……………


…僕に会社を裏切れって言うのかい!?」



ドキン「シイーーッ…。」



ドキンちゃんは、食パンマンの口元に、人差し指を立てて当てがった。



(黙って話を聞け)というジェスチャーだ。



ドキンちゃんは、食パンマンの鼻先に顔を近づけ、唇が触れあうほどの距離で語り始めた。



ドキン「聞いて……ここからが本当に大事な話…。


これはアナタに惚れた私だから教えるのよ…。」



優しい口調の裏には、有無を云わさぬ極道者の女の強さが見え隠れする…。



S専務「―――………。」



食パンマンは、その迫力に思わず黙りこんだ。

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