《MUMEI》

『シクシク…』

カイル姫は人間の足
を手に入れましたが
男性になってしまい
ました。

これではお城の王子
様に告白出来ません


『煌姉さん…酷い
知っててあんな薬
を飲ませたの?』


『まさか…可愛い
カイル姫、私も知
らなかったのです
よ…ごめんなさい
ね…』

煌ねーさんは白々し
く笑って誤魔化しま
した。

そして嘘八百を並べ
立てました。

…お城の王子様は実
は男性が好きなんだ
とか実は女性だった
とか…

直ぐにバレる嘘です
が単純なカイル姫は
簡単に騙されました


そして意気揚々と
お城へ向かったの
でした。


その後ろ姿を肩を震
わせて笑って見送る
煌ねーさんでありま
した。

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