《MUMEI》

「さぁ塁羅、もう遅いですし寝ましょう」


「うん」


塁羅は魔法で飛びラルンより先に布団に入った。


「僕もう眠いや」


塁羅は欠伸をしながら目をこすった。


「電気消しますね」


カチッと部屋の電気のボタンを押すと部屋は暗くなり、ラルンは塁羅が待っているベッドへと入った。


「おやすみラルン」


「おやすみ塁羅」


ラルンは小さな塁羅の頭を撫でながら、さっき塁羅が見た血まみれの部屋の記憶に蓋をした。

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