《MUMEI》

「何のようだ勳羅、自分が塁羅と一緒に寝れないからって私を眠らせない気か?」


「それも考えたけど止めとくよ、塁羅が可哀想だからね。ねぇラルン塁羅の記憶消したのかい?」


「消してはいない、蓋をしただけだ」


「そうかい、ならついでに月快くんとの記憶にも蓋をしてよ」


「それは無理だ。記憶改ざんぐらい勳羅だってできるだろ。それにあの時の塁羅の言葉忘れた訳ではないだろ?」


「もちろん忘れた訳じゃないよ」

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