《MUMEI》

「忘れないさ、でも最近の塁羅は月快くんの夢によって苦しんでいる。なら消した方が楽なんじゃないかなって思ってね」


「私も思うことはある、だが私は前に塁羅の記憶を全部奪ってしまっている。もうこれ以上塁羅の記憶を奪いたくない。

勳羅お前なら出来るだろ」


「出来ないことない。だが塁羅は人とはちょっと違う、記憶をいじったせいで塁羅の体に何かあったりしたら、そう思うとね」


勳羅は苦笑いした。


「さてもう寝るかな。ラルン塁羅に手を出すなよ」


「出せねぇよ」


「じゃあおやすみラルン」


「あぁ」


ラルンは部屋へと入り、塁羅が眠っているベッドへと入った。

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