《MUMEI》 ここまでは、順調に 育っているな。何も 問題は無いはず…。 『あの、ユウリ先生 質問があるんです』 『何かな?白クン』 『僕、早く、花を咲 かせたいんです!花 の咲かせ方を教えて 欲しいんです』 『花を?君が?』 ユウリ先生は、驚い た目をした。 …流石に、まだ早す ぎるだろう? そんな思いが頭を過 った。 『理由は、主を護る 為に、かい?』 『はい、そうです』 真剣な顔で頷く。 う〜ん、と小さく呟 き、質問をしてきた 『君の主は、夢視様 だったね』 『はい』 『夢視様との触れ合 いは、どうなのかな ?上手くいってます か?』 『えーと、手を繋い だり、頭を撫でたり 抱き締めて下さいま す。』 『うん…それで?』 『え?それだけ…で すけど?』 …ああ、やっぱり。 まだ、この子には早 すぎる。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |