《MUMEI》 ◇アプローチ?◆今日は終業式。 夏休みがやってきた (^.^♪ ってゆうても、修ちゃんはバイトしてるから、あんまり逢われへんやろなぁ… (;_;) そのバイトも、私に何か「買うたるわ〜(^o^)v」やったらまだしも、ほとんどバイクにつぎ込んでるもんなぁ… でも、天神さんには行く約束したから、5日後には逢える♪ バイト休みのときは、ちゃんとデートしてくれるし、よしとしよか (^o^; 私も啓子たちとプール行ったり、文化祭の劇の練習したり、塾もあるし、宿題もあるし (・・;) 天神さん行くとき、浴衣着て行こー ♪( ̄▽ ̄) 修ちゃん、惚れ直すかな (^o^ゞ 帰ったらお母さんに頼んどこ♪ 「紫乃、帰ろ。」 「うん。」 靴箱のところで、吉田くんたちの後ろ姿が見えた。 …佐藤くんは…いた! 「あのコら、仲えぇなあ。」 「ホンマや。」 「なあなあ、紫乃とかほりん、ジュリアーノとおんなじ中学やってんやろ?」 「うん。クラスはちゃうけど、本人がとっつきやすいし、友達多いで。 おまけにあの顔やから、いつも囲まれとったわ。」 ジュリアーノは、父親がイタリア人、母親がアメリカ人と日本人のハーフ。 ルックスは完全にパパDNAの圧勝。 ホリ深くてめっちゃくちゃ男前やけど、ひとたび口開いたら大阪弁ペラペラで、入れもんと中身が噛み合ってません ( ̄▽ ̄;) そこがまた、ヤツのミリョクやねんけど。 「あのコ、黙っとったらイケてんのになぁ(--;)」 靴履き替えて、自転車置き場に向かった。 吉田くんたちが自転車に乗って出てきた。 「ほな、後でな!」 「おう、遅れんなよ。」 早速遊ぶんですね (^-^; 私らも今日は遊ぶけど♪ 深雪ちゃんは、学校から近いから、徒歩通学してる。 自転車置き場の外で待っててくれた。 私らは銘々自転車を押して、自転車置き場から出てきた。 「今日、何時にどこ?」 「駅前に14時でどぉ?」 「オッケー♪( ̄▽ ̄)ノ″」 校門を出て、みんな一旦散った。 私とかほりんは、いつも途中まで一緒に帰る。 「今日もあっついなぁ(;´д`)」 「ホンマやわ。あとでみんなでアイス食べに行こー♪」 「うん。とりあえずお腹すいたし、お昼が先やな(^o^;」 自転車をこぎながら、二人で笑いあう。 「紫乃、彼氏とはうまくいってんのん?」 「うん。25日デートやねん(*^^*)」 「おっ、天神さんやな(^ー^)」 前へ |次へ |
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