《MUMEI》 「かほりんは?」 「私は可もなく不可もなく。お互い部活あるし、あんまり逢われへんけど、逢ったら楽しいねんなぁ(*^^*)」 「そっかぁ、お互い逢う時間が少なくて淋しいなぁ(;_;)」 かほりんは水泳部、彼氏は他の学校の水泳部で、大会がきっかけで付き合うことになったらしい。 二人とも日焼けサロンばりにこんがり焼けてて、引き締まったカラダがカーッコイイ (*^^*) かほりんとの分かれ道になった。 「じゃあ、後で!」 「うん。」 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 駅前には、まだ誰も来てなかった。 私がイチバン乗り♪ 日影入っとこ。 自転車押して、できるだけ影多いとこを探してると、見覚えある後ろ姿が。 …! 佐藤くんやん (゜ロ゜; 「あれっ?安田どうしたん?」 「え?ま、待ち合わせしてんねん。」 「そうなんや。」 「佐藤くんは?」 「俺も待ち合わせしてんねんけど、あいつらまだ誰も来てへんねん。」 「吉田くんら?」 「そう。」 ……しばし沈黙。 (゜゜;) 何喋ったらえぇのん? っていうか、なんで私、こんなにテンパってんのん? どっちかのツレ、早よ来て! (゜ロ゜) 「安田、花火大会来る?」 「花火大会?」 「うん。俺ら夏休みのどっかで集まって、花火やろかってゆうてんねん。」 「え〜、いいなぁ(*^^*)」 何か佐藤くんに誘われると、嬉しかったりする♪ Σ( ̄◇ ̄*) まさか、アプローチされてる? … 「…他のコらも誘っていい?」 「うん。大勢おるほうが楽しいし。」 orzがくっ… そ、そうですか〜、まあハナシうますぎるよな。 …(゜゜;)\(--;) おいおい、修ちゃんのこと、アタマから飛んでへんか? 「聖史郎、おまたせ〜♪」 「吉田、遅いやんけ!」 (^人^) 吉田くん、ナ〜イス♪ ジュリアーノに石井くん、田中くん、中野くんも来た。 「じゃーな。決まったら連絡するわ。」 「うん。みんなにゆうとく。」 …(・・;) 嵐のようやな…佐藤くんて、名前、聖史郎っていうんや… 由緒正しそうな名前 (゜゜;) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 「は〜、涼し〜(^。^)」 ようやっとみんな集まって、私らは今、冷房の効いた店内でアイスをおいし〜く食べてる♪ 「それよか、プール行く日、決めようや。」 「かほりん、部活もあるのによう行きたがるなぁ(*_*)」 前へ |次へ |
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