《MUMEI》

ここは、いろんな仕掛けのプールがある。
ウォータースライダーはもちろん、流れるプールや波のプールなんかもある。
とりあえず、一回りすることにした。

どこにいてても、注目されんのはやっぱかほりん。
そりゃそうやわ、天然焼けに白い水着、露出した左肩に白い日焼けあと。
さながら切替のあるワンピみたいやし、それがまたカッコよくて
(;´д`)

「えぇよなあ、かほりんは。スタイルよくて。」
「はぁ?何ゆうてんの、紫乃。」
「だって、めっちゃ注目の的やん。」
「いや、注目の的は、むしろ紫乃やで。」
「はぁ?(・・;)」
「そうやで、紫乃ちゃん。そ、その…胸おっきいし、ナイスバディやもん。」
「私、部活行くとき男子がしゃべってんの、チラッと聞いたけど、どうやら、プールの時間の密かな楽しみらしいで( ̄ー ̄)」
「マヂで!?Σ( ̄◇ ̄*)」

そんなネタになってたん…
(・・;)

「私かって、紫乃みたいな“ボンッ、キュッ、ボンッ”て羨ましいわ。」
「(・・;)そんな、フツーですけど。」
「それは自覚なさすぎやで┐(  ̄ー ̄)┌ フッ」

そうなん?私、自覚なさすぎ?
σ( ̄∇ ̄ )
日陰で一旦ひと休みして、ジュース飲みながら、文化祭の話で盛り上がった。

「まあ、メイドさんゆうても、制服の上にフリフリエプロンとかやんなぁ(--;)」
「サ店のほうに力入れるし、衣装つくったりとかはないやろ。」
「それより、男子のホスト(。°ー°)σ」
「…(*≧m≦*)楽しみやわぁ、ジュリアーノ。なぁ、深雪ちゃん。」

深雪ちゃん、顔紅すぎ
( 」´0`)」

「でも、またファン増えるんちゃうん?」
「ホンマや。他の学校の人も来るしな。」
「でも、おんなじ班やから、一緒におる時間は長いで。チャンスはあるって。」

そう、二年生は文化祭終わってから修学旅行があるから、この時期にカップルが出来る確率はめっちゃ高い。
…まぁ、私にはカンケーないけど
┐(  ̄ー ̄)┌

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