《MUMEI》

煌は、早速、悪戯を
仕掛けるべく、凛を
探した。


『ああ、凛君!ここ
にいたんですか?』


凛は、フリフリエプ
ロンを掛けてキッチ
ンにいた。


ムワン…
煌が、キッチンに入
ると異臭がした。


『凛君?何を作って
いるんですか?』


『あ、煌〜、カイル
に特製スタミナスー
プを作ってるんだ!
最近、元気ないから
さ〜カイルの奴。』


…え?この臭いって
スープの臭いなんで
すか?

煌は内心ギョッ!と
した。


『あ、そうだ!煌〜
味見してよ〜』

スープカップに並々
と注がれたスープを
満面の笑みで渡す凛


物凄い異臭を放つソ
レは…深緑色で…ド
ロドロの液体。


『うっ、凛君…質問
ですが、これに何を
入れました?』

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