《MUMEI》

『お前…』

カイル様が私をジッ
と見詰めた。

…バレましたか?

『可愛いなぁ、そう
だ、凛に見せよう』

そう言って、私をヒ
ョイっと抱き上げて
凛君の待つ部屋へと
向かった。


…あー捕まってしま
いましたね(笑)まあ
いいでしょう…


『わーカイル!それ
って、狐?綺麗な金
色の毛並みだね、可
愛い…』

凛君に、抱き締めら
れ撫で回される。
くすぐったいが、満
更でも無い気分。


『なあ、凛?なんか
匂わないか?』

カイル様が、クンク
ンと鼻を鳴らす。


『あっ!そうだった
カイル、ちょっと待
ってて〜。』

私を床に下ろした凛
君が、パタパタとキ
ッチンへと走り去っ
た。


…あっ、いよいよ登
場ですか?殺人スー
プ(笑)

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